製品： バンダイ HGUCシリーズ
サイズ： 1/144スケール
使用頻度：2021.10/14完成備考：ネオジム磁石内蔵仕様。 自立展示の安定を目的とした耐震強化改造モデル
ベースジャバーを「ジョニーライデンの帰還」のヴァースキ搭乗MSのカラーリングパターンで仕上げたものです(劇中に登場するわけではありません)。配色変更以外にも、機首部分の真下にある肉抜き造形の補填工作のほか、ヴァースキ隊の黒ヘビエンブレムの使用などもおこなってあり、さらに上面積載部でMSを自立安定させる仕掛けとして内部にネオジム磁石を内蔵してあります。「手持ちのガンプラの足に磁石入れる改造なんてできない～」というビギナーさんでも使えるよう、内蔵用磁石(未使用新品)と工作紹介画像つきです(画像8・9・10)。 
キット構成への工作点バンダイの手抜き造形である機種部の下面にある肉抜きを処理。ポリエステルパテ充填による整形工作でおこなってあります。内部にネオジム磁石を内蔵。工作工程の画像(※画像7)にもありますが、MSが乗る面の内部、立たせた場合両脚の足裏が接地することになる位置に内臓してあります。 サイズは片脚側で1.5cm×1.0cm×0.5cm。 格子状の内部構造のなかにピタリとはまるサイズを使用してあり、いちおうジェル状の透明接着剤も使用して固定してあります。  機体後部の伸縮する脚部スペースの収納にかかわる空間ですがその動作も問題なくできるように仕上げてあります。ほかのガンプラ(MS)を磁力固定するには足首に磁石または磁力に吸い付くなにかしらの金属を内蔵する必要があります。模型ビギナーでもわかるよう工作画像を紹介(※画像8)。 私も使用している極小サイズのネオジム磁石(新品)も付属です。ぶっちゃけ足首の中空構造内に入れておくだけです。分解スキルのある方々ならば完成している作例にも使用できますし、組み立て前の製品ならばなお簡単です。 オリジン系のHG1/144連邦MSなどでは足首が構造的に薄っぺらいので組み込むのに難儀しそうですが、画像にあるジェスタの例のように無くても問題ない干渉部を切削し内部に収納部を切り開いてもよいでしょう。注意点は「磁石」の特性を忘れた失敗をしないこと。たとえば  例1. 磁力は磁石の総体積・大きさに比例するので、磁石を組み込む量をケチりすぎると力が弱い 例2.ネオジム磁石にもS-N極があるので裏表を間違えで組み込んでしまうと、逆に反発し合ってしまい・・・  例3.ネオジム磁石がくっつく力を面白がって、磁石をハダカの状態で離れたところからパチーンとくっつける遊びをしていると、砕け散る(金属ではなく硬い鋳物・ポリストーン的な素材)  などです また、私のこれまでの出品作例にもあるようにメッキビーズ使用による細部ノズル追加工作もおこないました（彩り追加の工作）。
全体の基本的な製作は 各部接着を経ての合わせ目処理＆パーティングライン処理・サーフェーサー・ガイアカラーによる塗装（つや消しコート含む）。 ガンプラを完成製作させるスタンダードな工程でおこなっています。 スミ入れはタミヤのエナメル塗料流し込み。色はブラウン系を多用しています。 スミ入れ塗料が定着しにくい形状の部分などには0.05mmマーカーでのふき取り手法も使用しています。

塗装パターンはヴァースキ隊ギャプラン同様のハンブラビカラー。 MSの場合ダクト部やノズルまわりがグリーンになるようなのでそのように配色パターンをつくっています。手首をつかまらせ保持するグリップ部や足首接地面パネルは調色したガンメタルを使用。純色グリーンを混ぜての緑がかったガンメタル。その外周部のラッチ形状はスターブライトプラス(金ピカ)。 下部のランディングギア×4(展開した脚)はシルバーでの配色。 これらは機体外装部と違いクリアー表現です。
以下、カラーガイド(※比率の%は曖昧な感覚的数値です)ブルー部(明)  風蒼90%  ウルトラブルー10%  シャドー部にはパープルヴァイオレットで暗くしたものを使用ブルー部(暗)   ウルトラブルー50%  マイザーパープル40% ブラック10%   シャドー部にはブラックで暗くしたものを使用ホワイト部  ホワイト95%  ミディアムブルー5%  グリーン部  メカトロウィーゴカラーれもん70% エメラルドグリーン30%ブラック部  ブラック80% ホワイト20%ゴールド部  スターブライトプラス100% シルバー部   シルバー100%関節などのガンメタル部  シルバー60%  純色グリーン20%  ブラック20%コクピット部やセンサーカメラ  (下地 ホワイト100%) 蛍光ピンク100%
細部のマーキング類は主にハイキューパーツ製。RBコーションデカールを主体に使用。 ほかにもクラウドデカールも導入して細部表記に使用してあります。
自作水転写デカールも数種を使用。1 ヴァースキ隊の黒ヘビエンブレム。   使用箇所は 上面の左右/機体下部右側2.地球連邦軍「EFSF (EARTH FEDERATION SPACE FORCES)」表記。 汎用性が高いことこのうえないので独自にテキスト作成しサイズや書体カラーに多様性のあるものを用意し改良したものです。 使用箇所は機体上面右側3. 搭載艦であるペガサス級「ブランリヴァル」の所属艦載表記エンブレム「ＢＲ(BLANC RIVALL)」。デザイン段階から独自に描き起こした完全自作品。 使用箇所は機体上面左側4. ナンバリング「05」。市販品のデザインをサイズ・カラーを変更し独自に編集しなおしたもの。使用箇所は 機体下面左側5.アナハイムエレクトロニクス「AE」。使用箇所は機体後部のホワイト部下面全体のデカール使用パターンは、暗い面にはホワイトの書体で、明るい面にはレッド、ブルー、ブラックの書体のものを使用するようにしています。
機体各所に極小サイズのメッキビーズ使用による噴射ディテール追加工作もしてあります。 ゴールドメッキの2.0mmを使用しています。
機体本体以外の付属品は
ランディングギア(脚)×4  その収納状態のパネル形状×4アクションベース取り付け用のジョイントを覆い隠すパネル部×1(下面中央のホワイトの四角いパネル) 搭載MSの足首に組み込めるネオジム磁石×10粒(新品)  サイズは 4mm×2mm×1mm  片脚に半分ずつ使用する目安。 形状が小さい物の集合体なので組み方次第ではパネル状に敷いたり、かたまりにしたりなど 収納部の空間にあわせて形状を工夫できます。 独自に入手が可能ならば増やして強固にするのもよいでしょうホイルシール  未使用組立説明書
以上です。MSを伏せて乗せたほうが安定するのは当たり前ですが、どうせなら立たせてカッコつけてみせたくなるのがテクニカルさのアピールというもので。 耐震性のあるベース展示方法としてご活用ください。どうぞ品定めくださいませ。